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パチンコ店での打ち子(サクラ)による詐欺|手口や注意点を解説

SNSでパチンコ店の打ち子の募集を見たことがありませんか。
打ち子の他にサクラという言い方もするのですが、パチンコをしながら給料がもらえるなら、いい仕事に思えますね。
ところが、この募集に応募して詐欺被害にあっている人が増えています。
今回はパチンコ店での打ち子(サクラ)による詐欺について、その手口や注意点を解説します。

パチンコ店の打ち子とは

打ち子とは、パチンコ店の客が少ない時に客のふりをして台を埋めて、繁盛しているように見せる人のことです。
打ち子がいることで、その店は勝てる店だという印象を与えて、集客に繋げるというものです。
そのため、打ち子が打っている台からは玉がどんどん出てきます。
しかし、打ち子は店に雇われているので、実際に勝った分を換金することはありません。

パチンコ店の打ち子詐欺とは

パチンコ店が打ち子を雇うこと自体、詐欺罪に問われる可能性があるのですが、このシステムを使った詐欺被害が増えてきています。
パチンコ店を装って打ち子のアルバイトを募集して、それに応募すると高額な登録料を騙しとられるというものです。

打ち子詐欺の手口

SNSで打ち子の求人募集をし、応募してきた人に登録料と称してお金を払わせます。
登録料は後日返金すると言われるのですが、それが返ってくることはありません。
パチンコで勝った分が賃金として支払われると言われ、サクラ用の台を使うのだから絶対に勝てると言われます。
しかし実際はサクラ用の台などではなく、勝つこともありません。 
また、バイト採用の手続きと称して契約書にサインをさせられます。
そこには業務上の守秘義務についての記載があり、バイトについて他言しないことを約束させられます。
この契約書に効力はないのですが、被害者はそれに気づかないことが多いようです。
登録料が無料の場合もありますが、その場合はもっと稼げる有料コースを勧められ、金額がどんどん大きくなるケースもあります。

打ち子詐欺の注意点

打ち子はバイトとして募集されますが、パチンコで勝った時のお金は、賃金に該当しないためバイトではありません。
またSNSなどでバイトを募集しているのは、パチンコ店ではないことも理解しておきましょう。
サクラ用の台を使ったのに勝てなかったとしても、店に返金を求めることはできません。

まとめ

今回はパチンコ店での打ち子による詐欺について、その手口や注意点を解説しました。
パチンコ店での打ち子で儲かることはありません。
バイトを装って募集されていますが、実際にパチンコ店が打ち子を募集することもないと言われています。
もし被害にあっても、相手は悪徳業者なので自力で返金してもらうことは難しいと言えます。
弁護士は代理で返金請求をすることが可能ですので、万が一被害に遭ったら弁護士に相談することをおすすめします。

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